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アリランについて

ここ数年ライブでよく歌う朝鮮民謡のアリラン。

とても良い歌だね、という声が多く嬉しいです。


民謡、演歌のアレンジで聴くことが多い曲ですが

ゆったりしたアレンジは自分らしいと感じています。

実はポールマッカトニーのある曲のアレンジを参考にしています。

彼のファンならすぐ気づくかも、、でも言わないでね😅


この曲をカバーするに当たって曲の背景や発音について

ソウルから日本に移り住んだ方から話を聞きました。

発音についてはまだまだ練習が必要です。


日本でも親しまれているポピュラーな曲ですが

「恨み」「悲しみ」「怒り」などが歌われています。

諸説あるようですが、、


「私を捨てて行かれるあなた 十里もいけずに足を挫くでしょう(動けないくなる)」

自分を捨てた相手に対する感情(「恨み」)ではなく

(軍隊に召集され)戦争に行くことに対しての感情で

「戦争」=「国」に対する「恨み」「悲しみ」「怒り」だと聞きました。

歌の背景を知った時、何も知らず親しんできた恥ずかしさもあり胸が詰まる思いでした。


僕がアリランを歌う理由の一つがこの部分の歌詞にあります。

「青い空に輝く星も多く 私の心にも夢がある」


「恨み」の感情は僕には歌えませんが「夢」や「希望」を歌うことはできるかもしれない。

いつかしっかりした納得いくアレンジで音源にしたいと思っています。

ライブでも歌いますので少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。


最後の部分の歌詞です。

「あの山が白頭山(ペクトゥサン) なんだね  冬至師走でも綺麗な花が咲く」



「アリラン」


  1. アリラン アリラン アラリよ


    アリラン峠を越えて行く


    私を捨てて行かれる方は、


    十里も行けずに足が痛む。


  2. アリラン アリラン アラリよ


    アリラン峠を越えて行く


    青い空には小さな星も多く、


    私の胸には夢も多い。


  3. アリラン アリラン アラリよ


    アリラン峠を越えて行く


    あそこのあの山が白頭山朝鮮民族の霊峰)なんだね、


    冬至師走でも花ばかり咲く。



*追記:2024.10.20

歌が生まれた当時(1926年?1896年?とも言われる)は 「恨」や「悲」として歌われていたようですが近年では 南北統一(朝鮮半島)や平和への願いを込めて歌われることが多いです。

アリランは「希望」や「夢」や「願い」が込められた歌だということ、そして僕もその気持ちを歌いたいと思っています。




写真:柳本 篤

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